モラトリアム脱出したい学生の毎日

大学生活3年目…学生でいれることも残り少し。大人になるために、自分と向き合います

神様は気がついてる

 

 

今日は、私の新しいアルバイト先であったとある話をしたい。

 

 

事情はともかく、最近の私はイライラして人嫌いで、

とてもじゃないけど幸せなんて感じられてなくて

それはもしかしたら体調が悪いからなのかもしれないけど

薬を飲んで落ち着かせないとどうにもイライラしてしまって

精神不安定だった。

 

 

そんな中、休み明けにいったアルバイト先で

同僚の言った言葉が頭からずっと離れないわけです。

 

 

ただのコンビニエンスストアで、

店内にはイートインスペースがあって、そこにはいろんな色のいすが並べてあった。

 

窓側の一人席。

そして丸いテーブルを囲む3人席。

 

私は掃除を任され、この椅子たちをどうやってどかしながら掃除をしようか考えていた。

 

そして、その同僚がきて

自分がやっているある一つの掃除方法を教えてくれた。

 

 

掃除方法が特別だったわけじゃない。

 

いろんな色のいす。コンビニではめずらしいかもしれない。

見た目は確かに、カラフルでかわいらしい。

私がはじめに店内に入ったときも、

そう感じた。コンビニの一角だけど、素敵な空間だと感じた。

 

 

その椅子たちも毎日同じ配置では簡単に変わりない風景となってしまう。

私の目もきっと、もう慣れた。

 

あの場所を使う人の気持ちや目線よりも、あの場所をよく知っている店員としての

目線になってしまっていた。

 

それが悪いことではない。

けれど、同僚がいった。

 

 

「俺はね、掃除のついでに椅子の配置、変えたりしてみてる。」

 

最初はその意味がわからなかったし、

どうしてそんなことしてるのかと思った。

 

”どうでもいい”

 

と思った。すぐにそう思ってしまった私の心は、なんだか悲しい。

 

私が不思議そうな反応をしていると、

「毎日ここに来る人がいつも同じだとあれかなーと思って。」

 

と照れ笑いしながら言った。

 

 

 

心に衝撃がはしった。

こんなに世界に優しい人がいたのだと、私は実感した。すごくすごく実感した。

 

 

私の働くコンビニは特殊で

病院や介護施設など医療系の建物の並んだ敷地内にあって

訪れるお客さんは、どこか怪我をしていたり、高齢だったりする方が

多かった。

 

 

毎日同じ景色をみることが、不幸せなわけではないけれど

それが人生に悲しさや、つまらなさを感じさせてしまう時もある。

 

幸せな心がみる世界はきっといつも明るく素敵で幸せにうつる。

 

 

けど、哀しさやつまらなさ、景色がくすんでみえる人は

心になにかしらの不安がまとわりついていることが多い。

 

その心は、人々の気遣いによって和らぐこともある。

 

 

私の同僚が、次使う人のために、毎日ここを訪れる人のために、

いすの色を変えていた。

それは彼の気遣いで、それはもしかしたら、どうでもいいことで

そんなことで何が変わるっていうようなことかもしれない。

 

 

でも、その気遣いにきっと救われている人がいる。

知らずに、心が温まってるかもしれない。

 

 

私はきっと彼のことを、神様がちゃんとみていて

そういう彼みたいな人が、この世界でものすごく強くて貴重な存在なんだと

いうことに気がついた。

 

 

私は彼のことをとってもとっても素晴らしい人だと感じた。

そして、そんな優しい同僚のことを

好きになった。

 

それは恋愛感情の好きとかとは別で、なんだか人間としての魅力を感じたと

いうか…

 

 

世界にはこんなに素敵な心をもった人がいることを

神様きっと見落としてはいない。